【ユーザー・メンテナンス講座 U系サイドバルブ】
この学習講座はハーレープロショップの専門メカニックとしての立場を越え一人のハーレーファンとして、一台でも多くのハーレーのためになればと願い提言させていただくものです。
最近、得体の知れない人やお店からハーレーを購入し苦労している人がよく来店します。
こういう車輌は大抵どこか故障しているか調子が悪い様です。
だけどこの故障や不調は正しい整備調整が施されていなかったり、正しい使い方がされていなかったりしていたた
めに引き起こったものが大半で、そのほとんどは車輌を購入する際アドバイスを受けていないということでした。
これら本調子でない車輌への愛情と、故障が多いと思っているそのオーナーのためにぜひ役立てていただきたいと思っています。
元来バイクというものはそもそもその存在自体がすでにマニアックなものであり、機械いじりが好きだったり、あ
れこれと手をかけることに労を惜しまない種類の人達の趣味であったはずなのに、国産メーカーの努力の賜物で全
てのバイクはメンテナンスフリーの方向へと向かっていき、やがてバイクはメンテナンスフリーな機械として位置
づけされてしまった様です。
そしてメンテナンスフリーが当たり前となったバイクに慣れた今のユーザーが、安定した円高と緩和された免許制
度の恩恵でハーレーを購入できたり乗車できるようになりました。
折りしもそれと時期を合わせるかのごとく、ハーレーもハーレーの中では比較的手のかからなくなった(大幅に改
良された)Evoと言う種類になったため、益々メンテナンスと言うものから縁が遠くなってしまった様です。
最近の初心者の方はハーレーの新車からあるいはEvoから、何年かして乗り慣れてきてから、ショベルや好みに
応じてそれ以前の車輌に乗り換えるような方が増えたように感じます。
新車に比べて古い車輌は確かにそれなりにメンテナンスの頻度は高くなりますが、それは単に中古として部品に寿
命がきている場合、当時の設計レベルの程度がその程度の場合、後は簡単に言って乗り方・取り扱いの問題、これ
らが複雑に絡み合ってなかなか安定した調子で乗車できないことが多い様です。
消耗した部品は新品に交換すればよいですが、現行車以外の純正部品は生産が中止になっている場合が多く、やむ
なく社外品を使用することになりますが、社外品の部品の出来や不出来もまた調子を左右します。
せっかく部品を交換してもその部分の設計上の強度や構造がその当時その程度だった場合も、設計構造の問題なの
で仕方のないことで、後は乗り方取り扱い方を改善してハーレーがメーカーとして要求している状態で使用すると
言うことを考えていただきたいと思います。
それが本来マニアックな人用にできている機械を使用する人の義務でもあるわけです。
旧車に限った話をしているように聞こえるかも知れませんが、OHVの同軸V型エンジンと言うものが内燃機とし
てどのような位置にあるのか世界の最先端を行く国産メーカーの採用している型式のハーレーを真似していない内
燃機とよく比べて考えて戴きたいと思います。
私はこれらの全てがクリアできた仲間と『99.99%(フォア・ナイン)CLUB』を設立し、クラブ員の車輌
は永久保障しています。永久保障と言っても一生無料ですると言う意味ではなく、正しい取り扱いができれば永久
的に乗り続けることができると言う意味で、そのためにはできる限りのことはやらせていただきますと言うことで
す。
ぜひ今まで私とご縁がなかった方々にも、この講座を通じてより快適なハーレーライフを送って戴ければと思っています。まったくの初心者も何年も乗っていて一通りのことを経験している人も、もう一度私の考えていることを読んでみて再確認してみて、もし別の意見があるならば遠慮なく言って欲しいと
思っています。私もこの講座でそういうことを学びたいと思っております。
【ユーザー・メンテナンス講座 U系サイドバルブ】《内容》
第1段階 《自己所有車輌の現況状態の把握》
(1−1) 打刻及び打刻以外の部分で見る型式や年式の判別とその特徴
(1−2) 要修理箇所、要整備・調整箇所、要交換部品の判別と重要性
第2段階 《車体関係》
(2−1) 前後ブレーキの点検、整備、調整
(2−2) 前後タイヤ、ホイール、ホイールベアリングの点検、整備、調整
(2−3) フロントフォーク、ステムブラケットの点検、整備、調整
(2−4) トラブルシューティング(エマージェンシー対応術)
第3段階 《電装関係》
(3−1) 6Vバッテリーの特徴とそのメンテナンス
(3−2) 点火系の点検、整備、調整
(3−3) 直流発電・充電系の点検、整備、調整
(3−4) その他の灯火類、計器類の点検整備、調整
(3−5) トラブルシューティング(エマージェンシー対応術)
第4段階 《エンジン》
(4−1) エンジンを始動させる前にしなければならないこととその影響
(4−2) 正しいエンジンの始動、キックスターターシステム
(4−3) 正しいエンジンの始動とキャブレターシステムとの関係
(4−4) エンジンの不始動とその対策、点検、整備、調整
(4−5) 始動後のエンジンについてとスロットルコントロール
(4−6) トラブルシューティング(エマージェンシー対応術)
第5段階 《プライマリードライブシステムとクラッチドライブシステム》
(5−1) モータースプロケットとチェーンドライブ
(5−2) ベルトドライブについて
(5−3) クラッチドライブシステムの点検、整備、調整
(5−4) トラブルシューティング(エマージェンシー対応術)
第6段階 《トランスミッション》
(6−1) トランスミッションの基本的な動きと正しいシフト操作
(6−2) ドライブチェーンとスプロケット
(6−3) トラブルシューティング(エマージェンシー対応術)
第7段階 《保管場所と保管方法》
(7−1) 雨天走行後のアフターケア
(7−2) 通常の保管
(7−3) その他のアフターケア全般
講座形態
一項目につき座学1時間、実技1時間の2時間1単位です。
座学は一般的なことの他に、各自所有車輌固有の講義もします。
実技はこちらで用意をしたサンプル及び内容によっては当日参加者車輌にて実施します。
整備料金はかかりませんので、気になる箇所がある方は進んで実技実車提供して下さい。
講座開催
1単位講座最大5名で、通常は平日の夜間(18時〜26時頃)実施します。
1単位講座最低1名から実施いたしますので、日程時間が合わない方はご相談いただければその他時間にも対応
いたします。雨天の場合には中止・延期になる場合がございます。
講座料金
座学1時間、実技1時間の2時間1単位で 2000円 です。
1単位ごとの料金なので、自分に必要な講座だけの受講や興味のある講座だけの受講も可能です。
講座申込
トップページの『申込フォーム』より、必要項目に記入の上送信して下さい
申込が受理されますと講座料金とお支払い方法などをご案内させていただきます